少ない求人や就職難の理由

就職難や少ない求人は最近数年続いていますが、不景気だけが原因ではありません。かつては、ひとたび雇用とれれば定年までずっと勤務するのがごく一般的な形でしたが、近年では雇用のあり方もかなり違っており、会社を移る人が増えています。正社員の働き口が減少した要因としては、派遣労働の増加があるようです。かつては、工場のような製造業では、派遣社員の労働は認められてはいませんでした。解禁されたことにより、各社が次々より賃金の安い派遣社員制度を導入しました。正社員としての求人を減少させる結果となりました。海外ヘの仕事の委託も日本での就職を少なくしている原因の一つです。国内で作るより海外の割安な人件費で商品を作ろうとする会社が増加しており、国内の人材が必要なくなっているのです。使いやすいコンピューターの登場や人間以上に正確でいつまでも仕事をしてくれる機械が開発されたことも、人手を不要にする理由であると考えられます。とはいえ、人口ピラミッドの中で最も多くを占めていた団塊の世代が次々と退職していく中、新たな求人が生まれているのは確かです。少数精鋭といえど、新しい分野で始まる企業もたくさんあり、求人の内容も従来のものとは様変わりしつつあります。実際常に求人がある会社と、就職先として人気のある分野では大きな偏りがあるのも事実です。就職活動に取り組む時は、これまでのものの見方をいかに捨てられるかも求人情報チェックのポイントです。